2015年 02月 22日
2月21日 晴れのち曇り 今日は、自分達のアパートの周辺を見ていなかったので散策を始めました。 まずは訪れたのは近所のサン フランチェスコ教会、まだ朝のミサ中でしたが挨拶をして参りました。 (。-_-。) アパート周辺は学生さんが多く住んでいるせいか、夜のBARや安めの食堂らしきレストランなど数多くありました。 各シャッターには学生さんが描いたと思える、お店にちなんだ絵がたくさん描いており、掘り下げて見ると中々楽しい地域に思えました。 硝子屋さん ?魚屋さん? ? パスタ屋さん シガー屋さん? 11時過ぎた頃、たくさんの人が集まる店を発見! お店はテイクアウトやインが出来るパスタのお弁当屋さんと言った感じ、とりあえず近辺を一周してから食事場所を決めようと思いました。 いろいろなレストランを見つけましたが、今回中々ピンとくるお店が決まりませんでしたので、先ほど見つけた食堂へ行き並んでみました。 とにかくお客さんがわんさか入って行き中は10人も入ればいっぱいのスペースに中で食べるスペースもありました。 奥さんがオーダーからレジ、電話を受けるのまでこなし、指示を厨房にいるお母さんらしき人に伝えていました。 学生らしき子達に続き、常連さんや観光客も奥さんの指示にしっかりしたがっていました。 チャキチャキのお母さんって感じです。 流れとしては、まず眼力を効かせて ・さぁ次はどなたのオーダー、と言う 眼力に従い ・皆がしっかり相手を譲り合いオーダーをします レジを打ち、OK!あなたの名前は?と聞く ・名前を確認したらレジ紙に名を書き、あなたは10後にあなたは15分後に来てと伝えます、その間、食べ終わった人達の会計に移ります。 ・イートインする場合は飲み物を外のBARで買って来るシステムらしい。 ・待つこと10分、パスタはタッパに入り紙に包まれた状態で先ほどのレジ紙が乗っています。 ・持ち帰る人は会計をして帰り、食べてく人はしっかりフォークを用意してくれます。 奥さんはどれだけ忙しくてもキリッとした目つきから、料理を渡すお客さんに飛び切りの笑顔と一言を付け加えてくれます。皆その笑顔と一言をもらいたいが為に通っている様にも思えました。 奥さんは50歳ぐらい、厨房には更にキリリとした75歳くらいのお母さんが動いています。 さらに厨房との間には90歳を超えたお母さんが、立っています。 この数のオーダーをまさか三人でやっているの?って感じでビックリしましたが、他にも厨房に誰かいる様でした。 とにかくこの奥さんの目つきと優しい話しかけ方が、学生さんや常連さんにはたまらなくなるのではないかと、自分達も惚れてしまいました。 奥さんの笑顔のシーンが撮れませんでしたが、ホントたまらない笑顔です。 女優の風格さえ感じます。 お料理はタッパに入ったまま、店内で食べさせてもらいました。 こんな感じで紙に包まれています タリアテッレのボロネーゼ 旨い!肉の大きさ柔らかさ味の濃さのバランスがとてもいいです。 これがマンマの味か旨い!って思えるぐらい大袈裟に言ってしまって、男性が厨房にいたらいやですけど。(^。^) ブロードに入ったインペリアーレと言う パルミジャーノチーズ風味のパン しっかりパンにブロードを染み込ませてあるので、これ以上柔らかくならずブロードもパンが煮崩れないので濁りません、とても美味しパン粥です。 トスカーナのパッパ アル ポモドーロとまた違った美味しさです。 満足したことを奥さんに挨拶したのち店をあとにしました。 さすがにパスタ二種だけだと、ほんのりまだ食べれそうでしたのでランチのハシゴです。 ポレンタ(トウモロコシ粉)料理とティジェッレ専門店 焼きポレンタとパプリカ・トマト、サルシッチャの二種のソース ティジェッレ(パン)の間は豚の脂のペーストと生っぽいサルシッチャ 熱々パリパリのティジェッレと生っぽい肉の食感が美味しく好きになりました。 この日のお昼は庶民の料理でしたが、下町の良さを味わえました。 更に散策を続けると中古屋さん発見、中々面白い! ゆかちゃんも自分も興味津々で見入ってしまい、服、食器、厨房品、置物、などたくさんあり、新品を他で買うより安いのでいろいろ購入してしまいました。 中古品をかなりの量を買い込んでしまいましたので、荷物を郵便で送る事に決め、午前中で閉まってしまう郵便局に郵送用の箱を買いに急ぎました。 ここで問題発生!パルマの郵便局は本局だったからなのか、ここは街角の小さい郵便局とにかく人が並んでいます。 担当のおばさんが何やら一言一言多い様で次に進みません。 担当がもう一人いたので、絶対あちらの女性の局員になります様にと願っていたところ、運が無く一言多い女性に当たってしまいました。 怒らせない様にしっかり挨拶をしてから、海外に送る物があるので郵送用の箱を一ついただけますか?と丁寧に言ったつもりでしたが、女性はその様な箱はここには無いです、国内用の小さい箱しか置いてないわよ!他で買って来て頂戴! 他の郵便局では売っていたので、こちらにもあると思ったのですが、と言ったつもりでしたが帰って来た言葉は、いい良く聞きなさい!先ほどから言っている様にここには無いです、と言っているのがわからないの!・・・ ダメだ怒らしてしまった。 どこに怒り出す要素はあったか?考えてしまいましたが、多分じぶんがこの人は絶対怒るであろうと思っていたから、自分の口調に怒る波長をだしたのかもしれないと後から反省しました。 とにかく、それはわかりましたので、もうこの話は終わりにして、それでは絵葉書だけ日本に送って下さいと伝えると、なんだかブツブツ言われながらも絵葉書だけは送ることが出来ました。 郵便局に入って、結局葉書二枚送るために30分を要した上に、私かなり体力と精神力を奪われました。 久々に昔よく味わったイタリアの不便さをこの日感じました。 外に出てアパートへ戻る途中で、かなりイライラ感を持っていましたが、朝通った教会からちょうど心を落ち着かせる鐘の音が鳴り始め救われました。 ハァ〜っ ついついイライラしてしまった、いつも郵便局はこうだったはずなのに、パルマの郵便局があまりにも対応が良かった為、イタリアの全ての郵便局が変わったと錯覚してしまっていた。 ちょっと変わっていないイタリアを味わえて嬉しく思わなければいけないのに・・・(._.)・・( '_' ) 結局、週末になるので荷物を送るのは諦め、どうにかバックに詰める方向に切り替えました。 夕方、また近所を散策、土曜日なのでたくさんの人達が散歩に出て来ていました。 一本筋違いの通りには、個性のあるお店が立ち並び、洋服・雑貨・ワインバー・他いろいろのディスプレーが楽しめました。 目を惹くショーウィンドウ、人が吸い込まれる入口のディスプレー、店内で明るく対応する店員、お客さんが楽しそうに物を選ぶ姿、夕方の薄暗い通りに店内からの光と共に映し出されていました。 他に面白いお店発見! 全て冷凍食品のお店です、お客さんは余りいませんでしたが、土曜日の夕方にたくさんお客さんがいるのも、それはそれで寂しく思います。 窓越しに覗くと野菜に魚・海老・肉などが冷凍庫に陳列していました。 12名以上で受付有りと表示、設備を整えた中々面白い料理教室のお店 その後、アペリティーボをしたのち夕飯に昼食べたパスタを持ち帰りたいのと、奥さんのチャキチャキの対応を再度味わいたいと思い伺いました。 するとレジにいたのは昼の奥さんのお母さん(75歳くらい)らしい細身の女性でした。 マンマは奥さんの対応と違い、とても落ち着いた雰囲気に嗄れた甘い声、仕草も色っぽく片肘をレジについて指先に顎を乗せ、眼鏡の上から覗き見る眼差し、そして「さぁオーダーは何にする」大女優のワンシーンを見るかのような甘い語り口調に、何にするって?何にしようか迷ってしまいます。 マンマにお昼美味しかったから、夜も来てしまいました。と伝えると、「グラッツェ」「明日もやっているから来て頂戴」と、一言一言に優しさが混ざった甘い声に、自分も映画のワンシーンに登場している気分になりました。 そして帰り際にありがとうございますシニョーラと伝えると、電話を受ける後ろ姿越しに振り向き、眼鏡の隙間から覗く眼差しで「Grazze a voi!あなた達に感謝ですよ」の一言に私の心は更に一撃を食らった感じに落ち入りました。 お店に飾られていたお人形達 おまけ 洗濯桶の中で裸で洗濯する女性 おまけのオマケ 近所で知り合ったバングラデシュ人のフルーツ屋さんのお兄さんから、月曜日には日本に戻ると伝えると、また来てとミカンを別れの挨拶にいただきました。 ありがとう・・名前を聞いてなかった (^_^;)
by 173-castagno
| 2015-02-22 07:32
| エミリアロマーニャ研修2015
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