2016年 09月 02日
さてさて、今日は朝から研修的な一日が始まりました。 以前島根に訪れた際に口にした牛乳が美味しく今度島根に訪れた際には訪問したいと思っていました。 以前よりFAXで連絡を取り見学をお願いしていた、木次町にある木次乳業さん 当日の朝到着すると担当の大絵さんが出迎えて下さいました。 私達二人の為に時間を割いてくださり、創業者の思いから創業の生い立ち、製品の品質、酪農家とのこだわりと感謝、消費者への願いが、一言一言に感じる事が出来ました。 ビデオでの説明あり、工場見学、酪農地への案内、さらに木次乳業が経営する奥出雲ワイナリーの方まで案内して下さいました。 まず製品ひとつひとつの違いについてと、自分が牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう理由もわかりました。 こちらの製品は牧草地で育てたブラウンスイス牛の乳を使った製品 味は濃厚かと思いきや、以外に飲み口がサラリとした感じで色は黄色みかかっておりとても美味しい牛乳でした。 低温殺菌65℃の30分加熱、癖がなく飲みやすく胃に溜まる感じ、こちらもサラリと口を通ります。 多分、以前自分が飲んだ牛乳がこれだと思います。 映像の実験でコップに入れた3種類、生乳、パスチャライズ製法65℃30分牛乳、通常の120℃2秒殺菌牛乳を穴を開けたコップに牛乳が固まるレンネットを混ぜ軽く描きまぜると、数秒後最初に生乳が固まり流れが止まります、そしてパスチャライズ製法の牛乳、通常の牛乳は固まりませんでした。 この事から言えた事は栄養分は残りますが、悪い雑菌は死滅します、120℃で2秒殺菌は良い乳酸菌なども殺してしまうそうです。 固まらないという事は人の胃に入ると水分とみなし、そのまま腸へ送ってしまい栄養を吸収仕切れません、だからゴロゴロの原因にもなっていたのだと思います。 胃に入って固まるという事は、胃が固形物と判断してしっかり胃で胃酸も出し良い菌と栄養分を身体へ吸収するそうです。 120℃2秒殺菌の特徴としては、味に少し焦げた感じの香りと乳臭さが口に残ります。これが悪いのではなく特徴になります。 工場内の様子、契約した酪農から届いた牛乳を冷却する装置です。 途中の工程は省いて、牧場へジャンプ 到着、車で10分ほどの日登牧場 牧草を束ねて発酵してあるそうです。中から漬物の様な乳酸菌の香りがします。 こちらは赤ちゃんがいる母牛 牛舎でお留守番 乳牛は毎年子牛を生み牛乳の出を良くするそうです、成牛になるのに2年、子牛が生まれるまでに10ヶ月ここで牛乳が出ます、その後での悪くなる頃を見計らって種付けをして、また妊娠期間に入り子牛を産ませ牛乳の出を良くします。 裏山の牧草地へ 普通の裏山なので牛達は斜面を普通に登り下りするそうです。 自分達が来た事で、牛舎へ戻れると思ったのか近寄って来てしまいました。 まだ、帰る時間ではないのでここまでです。 ブラウンスイス種はホルスタインと違い骨格が細いので斜面などには強いですが、乳量は少ないそうです。 子牛達は別の場所にたくさんいました。 大変お忙しい中、私達二人の為にお時間をいただきありがとうございました。 感謝致します。
by 173-castagno
| 2016-09-02 22:28
| カスターニョの小さな旅 出雲・石見地方編
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