2016年 12月 31日
2016年カスターニョの営業を無事終える事が出来ました。 自分達の作る料理でたくさんのお客様に来ていただき、嬉しく思います。 こうして一年を振り返ると楽しい一年だったと思っております、食べるは生きるです。 今年はこんな印象に残る先生とも知り合う事が出来、人間は食べたもので出来ている。なんて授業を受けさせてもらい、いろいろ考えてしまいました。 食べれば人は生きれますが、食べるもので生き方が変わるような気がします、季節を感じ身体に取り入れる事で負荷がかからないのだと思います。 春芽吹く物を取り入れ、香りや苦味を感じ衣を脱ぐように冬の身体から春の体質に変わって行きます。 夏の暑い日は酸味のある物を欲し、身体の熱を下げる野菜を取り入れようと身体が勝手に思います。 この様に季節をしっかり感じながら食を取り入れる事が大事だと感じました。 以前企画した添加物について、食品衛生学の先生に講義をおねがいしました、その中で様々な事を自分なりに勉強して、食べる事の安全性を改めて認識し、偏見や誤解も少しほぐれたような気がいたしました。 今の世の中、添加物が入っている食品は数多くあります。日持ちする=腐りを鈍くする事で食中毒もへりましたが、いつでも手に入る便利を手に入れた分、失った物も数多くあるような気がします。 あまり、このような事を書くと添加物を否定しているように感じてしまうので、やめておきましょう。 この様な授業を受けさせていただいた事で、美味しさとは何か考える事が多くなりました。 この他にも地元静岡県の食材をもっと知ろうと、梅が島や井川に富士山麓、三島の箱根西麓、伊豆、西は浜松まで、いろいろな生産者さんに話を伺いに行って見て聞いて歩きました。時には体験ぐらいですがお手伝いもさせていただき、少しずつ料理の調理に変化を出すことも出来たような気がします。 そして地元の良さを知るため、他の地域に旅することで、他の良さ地元の良さを再認識いたしました。 食材の違い(風土によると味の違い)にも気付け、環境や人の暖かさも違ったようにも感じます。 夏の終わりに旅した島根県はとても自分達に変化をもたらしてくれた地域の一つでした。 食以外で便利とされている静岡の物の溢れた環境とは違い、人口が少ない分余計な物が溢れていないように感じました。 山と海の里の暮らしがとても印象でした、話す人話す人がとても豊かに感じ、私達にないものや忘れていた物を、思い出すかのように植え付けて行ってくれたような気がします。 このように、いろいろな土地の人と触れ合うことで食や環境について学び、私達料理人は口の中へ入れる料理を仕事としているという大事な部分を改めて強く意識いたしました。 今年は楽しい一年でした、来年も新たな気持ちでまた一歩、自分ペースで進んで行きたいと思います。 2017年もカスターニョをよろしくお願い申し上げます。 おまけ 嬉しい報告です 2017年6月に稲見家に新たな子が誕生致します。 おまけのオマケ 年越しアンティパスト 仕事と終わりにホッとした一杯 温泉津温泉の、椿窯な湯呑みでエスプレッソ
by 173-castagno
| 2016-12-31 21:52
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