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小さな港町、用宗の日々

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2017年 03月 27日

あっと言う間の時間だったパルマ祭 2

続きです
読まれていない方は一つ前のお話へ




アンティパストの後の一品目のプリモピアット

急な寒さのこの時期にピッタリのパスタ グラトゥジャータ、パルミジャーノチーズと粉、卵で固めに練り上げます、硬い生地をおろし金で摩り下ろし、1日以上乾燥させます。

温めたブロードに直接パスタを入れ茹で上げます。
口に流し込むとブロードの美味しさとパスタから感じるパルミジャーノのコクのあるおいしさ、素直に笑顔になる家庭料理のパスタ料理
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プリモとセコンドで合わせたワインは
モンテ デッレ ヴィーニェのランブルスコ・セッコ(赤微発泡)

カミッロ ドナーティのソーヴィニョン・フリッザンテ(白微発泡)




もう一品のパスタ料理
2種のトルテッリ
フレッシュのリコッタチーズといつもいただいている富士宮のアソビカルチャーの美味しいほうれん草、イタリアではビエトラやほうれん草を混ぜ合わせます。

もう一品は、茹でたジャガイモにパルマ産の乾燥ポルチーニ茸、パルマで生産されているトマトペースト(コンチェントラーテ)を混ぜ合わせ味を整えパスタ生地に包みこみます、ソースもポルチーニのトマトソース
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メイン料理のセコンドピアットはローザ ディ パルマ
豚フィレに薄切りした、プロシュットとパルミジャーノとアクセントにセージを丸め込めロール状にした後、紐で縛り上げます。
一晩マリネした後、粉を付けてオリーブオイルで焼き色を付けます、白ワインとバター、ブロードで煮込み火を入れていきます。
仕上がりは名前の通り、バラ状に見えることと色合いもピンク色に仕上げます。
生ハムとパルミジャーノの塩分で仕上げる為、お肉に一体感が産まれます。
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そして、ドルチェはアーモンドを砕いて焼き上げたズブリソローナとザバイオーネ
高津ファームの卵を使用、美味しさがハッキリと出ました。
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デザートワインと合わせていただきました。
カミッロ ドナーティのマルヴァジア・フリッザンテ・ドルチェ(甘口 白微発泡)




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・モンテ デッレ ヴィーニェ社
1983〜
コッリ ディ パルマDOC地区を中心に位置する畑は、石灰・粘土を含む泥灰質の深い土壌。冬も温暖な気候に加え、夏は近くのターロ河からの冷気により、昼夜10度以上の温度差が生じる事でワインに繊細さが生まれる。
微発泡ワインはシャルマ方式


・カミッロ ドナーティ社
1930年〜
現主カミッロの祖父が自家消費用に植えたブドウから始まったワイン生産が商業化。畑は有機農法、伝統的な手法ににこだわり一切の温度管理を行わずフィルタリングも木綿の袋を使い、重力以外の圧力をかけずに行う。野生酵母を利用し瓶内二次発酵させて生産。


今回は全て発泡物、料理との組み合わせ、面白さが伝わりましたでしょうか?



そしてなんと!今回はお土産付き

明美さんの思いから、来ていただいたお客様が家へ戻って家族の方々にも味わっていただいたり、この日に学んだ事をもう一度味わいながら食していただきたいとの思いから、プロシュットとパルミジャーノを包ませていただきました。



ご来店された皆様、いかがでしたでしょうか。
34名様、すぐに満席となり、参加出来なかった方々には本当に申し訳ありませんでしたが、是非カスターニョへ食べに来てくだされば、まだパルミジャーノはございますし、プロシュットも若干ございます。

是非、今週お待ちしております。

遥々パルマから静岡までお越しいただいた明美さんには本当に感謝です。
お互いが学べた時間で、お客様も喜んでいただき、生産者ー作り手ー伝え手ーお客様が繋がった時間だったと感じました。

皆様、ありがとうございました。

カスターニョ13年目も頑張って参りたいと思っております。



カスターニョの小さな旅
食事 パルマ編

おしまい




おまけ

打ち上げは、いつも食べに行くネパール料理
ナマステ ニッポン
ここのナンは最高です!

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店長のラサさんは私より、しっかりとした日本語を話されます。
いつも、なにかしらサービスしてくださります。いつも美味しいお料理ご馳走様です。(o^^o)

ココナッツとパイナップルのデザート
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by 173-castagno | 2017-03-27 23:51 | Comments(0)


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